コブ=ダグラス型生産関数の規模に関する収穫不変性の検定

 

付加価値額 y、労働投入量 x1、資本設備額 x2のデータがこのファイルに保存されています。このデータを使って、

image001

を推定し、仮説検定

image002

を行います。

検定の方針は、貯蓄関数の季節性の検定設備投資の伸び率と、稼動水準の関係の検定で行ったときと同じです。つまり、帰無仮説の制約付での回帰分析と、制約が無い場合の回帰分析を行い、それぞれの残差2乗和から検定統計値を計算します。

今回の場合、帰無仮説の制約をおく回帰分析を考えると、

image003

となり、最終的に

image004

と変形できます。これより、被説明変数が

image005

説明変数が

image006

の単回帰分析を行い、残差2乗和を求めることになります。

では、次の手順で検定を行いましょう。

  1. D~F列に、A~C列の対数値を計算します。対数を計算する関数は「ln」でした。
  2. G列に帰無仮説のもとでの被説明変数を作ります。つまり、(D列-F列)を計算します。
  3. H列に帰無仮説のもとでの説明変数を作ります。つまり、(E列-F列)を計算します。
  4. 帰無仮説のもとでの回帰分析を行います。つまり、G列を被説明変数に、H列を説明変数にします。残差を出力させることを忘れないでください。
  5. 制約がない場合の回帰分析を行います。この場合、D列が被説明変数、E~F列が説明変数になります。
  6. 残差の2乗を計算し、2つの残差2乗和を計算します。
  7. 検定統計値を計算します。この問題では p=1, n=27, k=2 となります。
  8. 棄却域を求めます。

計算結果は以下のようになるはずです。

帰無仮説のもとでの残差2乗和:0.855741161

制約なしでの残差2乗和:0.851633655

検定統計値:0.115754162

有意水準を5%としたときの棄却域:(4.259675279, ∞)

Categories

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: コブ=ダグラス型生産関数の規模に関する収穫不変性の検定

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.moriyasu.org/cgi/mt/mt-tb.cgi/129

プロフィール

講義

About This Post

This page contains a single entry by moriyasu posted on 2008年1月17日 09:52.

「すべての回帰係数が0である」か検定する方法 was the previous post in this blog.

母平均の差の検定(データに対応がある場合) is the next post in this blog.

Find recent content on the main index or look in the archives to find all content.

Powered by Movable Type 4.0